aviutl 出力 fps 完全ガイド|フレームレート変更・60fps・補間で高画質出力設定

AviUtlの出力fpsを徹底解説!フレームレート変更、60fps高画質出力、フレーム補間でカクつき・音ズレを完全解消。トラブル解決策とAI活用でプロの仕上がりに。

AviUtlでの動画制作は軽快ですが、最終の「出力 fps」を正しく設計できないと、映像がカクつく、音ズレする、想定と違うフレームレートで書き出される、といった問題が起きやすいです。本稿は「aviutl 出力 fps」を軸に、aviutl フレーム レートの考え方、aviutl fps 変更の正しい手順、aviutl 60fpsでの高品質出力、さらにはaviutl フレーム 補間までを、実務レベルの手順と根拠でまとめます。実際の操作メニューも具体的に示します。最後まで読めば、出力時のフレームレート設計で迷いません。

AIフレーム補間


出力fpsの基本設計:まず「何を」「どこで」決めるか

出力fpsは3段で決まります。順番を守ると失敗しません。

    1. 取り込み時のfps認識(入力プラグインや読み込みオプション)
    1. タイムライン(プロジェクト)側のfps(編集基準)
    1. エンコード(出力プラグイン)側のfps(書き出し規格)

それぞれを合致させると、映像も音も安定します。どこか1つでもズレると、出力が30fpsに落ちたり、速度が変わったり、音ズレが出ます。

参考になる一次情報


ステップ1:入力の落とし穴を塞ぐ(L-SMASHのVFR→CFR)

多い事故が「60fps素材を読み込んだのに、出力したら30fps」。原因の典型は、入力プラグイン側でVFR→CFR変換が30fpsに固定されていることです。

  • メニュー: ファイル → 環境設定 → 入力プラグインの設定 → L-SMASH Works File Readerの設定
  • ここで「VFR->CFR」にチェックがある場合、右の値が「30000/1000(=30fps)」になっていないか確認
  • 必要に応じて機能をオフ、または「60000/1001(≒59.94)」など素材に合う値に変更
  • 設定を変えたら、素材の読み直しまたはAviUtl再起動

可変フレームレート(VFR)素材を固定(CFR)に直してから扱うのは合理的です。けれど固定先が30fpsのままだと、60fps素材を30fpsに落として読んでしまいます。ここを最初に正します。


ステップ2:プロジェクト基準fpsを決める(新規プロジェクト)

編集の土台であるプロジェクトfpsを先に固めます。ここが曖昧だと、出力fpsもブレます。

  • メニュー: ファイル → 新規プロジェクトの作成
  • フレームレートに「29.97(30000/1001)」「59.94(60000/1001)」など、ターゲットに合わせて設定
  • 「読み込むファイルにあわせる」のチェックを外すと、明示したfpsが編集基準になります

ゲームやスポーツは59.94/60fpsが基本です。Vlogやトークは29.97/30fpsでも十分です。映画風の24fpsは雰囲気重視ですが、UIやテキストが滲むことがあります。用途で選びます。


ステップ3:編集段階で使うfps操作の意味を正しく使い分ける

AviUtlにはfpsを触る機能が複数あります。役割が違います。

  • 設定 → フレームレートの変更
    既存フレームを「間引く」方式でfpsを下げます。上げるのには向きません。aviutl フレーム レート の 変更の最短手段ですが、品質は「間引き」相当です。

  • 編集 → 再生速度の情報を変更
    クリップのメタ情報としてfpsを再解釈します。フレーム数はそのままなので、実質的に再生速度が変わる挙動になりやすいです。「30→60」にすると長さが半分になるなど、意図と違う結果になることが多いです。速度調整に使う機能と考えると安全です。

  • ファイル → 開く → ダイアログ下部の「fps変換」
    「fps変換なし」以外を選ぶと、水増しでfpsが上がった状態で読み込めます。これはaviutl fps 変更ではありますが、補間ではないので動きは滑らかになりにくいです。

つまり、AviUtl本体だけで「30→60」を自然に滑らかにすることはできません。aviutl フレーム 補間が必要なら、外部技術(AviSynth+MVTools、RIFE系、FFmpegフィルタ等)と組み合わせます。


ステップ4:出力プラグイン側のfps設定(x264guiEx / NVEnc など)

編集が整ったら、出力プラグインの設定です。ここでfpsを固定・明示することで、規格通りのファイルになります。

  • x264guiExの例
    1) ファイル → プラグイン出力 → 拡張 x264 出力(GUI)Ex
    2) ビデオ圧縮 → 詳細設定で「フレームレート」を「ソースに合わせる」か「固定(29.97/59.94/60など)」に設定
    3) CFR(固定フレームレート)で書き出すのが無難です(配信・投稿サイトとの相性が良い)

  • NVEnc / QSVEnc / VCEEncの例
    いずれも「フレームレート(CFR)」の明示と、時間ベース(time base)の指定があります。プロジェクトfpsに合わせて「60/1」や「60000/1001」を選びます。

出力プラグインが「自動」に見えても、内部の判定で30fpsになることがあります。狙いのfpsがあるなら固定で指定します。


60fps(59.94)で出したいときの実践チェックリスト

aviutl 60fpsを安定させる実務的な要点です。

  • 入力時
    L-SMASHのVFR→CFRをオフ、または「60000/1001」に変更。読み直し。

  • プロジェクト
    新規プロジェクトのフレームレートを「59.94(60000/1001)」に設定。「読み込むファイルにあわせる」はオフ。

  • 編集中
    速度変更系の機能でfpsを上げない。滑らかさが必要なら後述の補間を使う。

  • 出力
    x264guiEx等で「フレームレート:固定 59.94」を明示。CFRにする。

  • 検証
    MediaInfoで「Frame rate」と「Original frame rate」を確認。狙い通りかを見る。VLC等で実再生でも確認。


「滑らかさ」を上げるには補間が要る:aviutl フレーム 補間の選択肢

AviUtlの標準機能でfpsを「上げる」と、見た目のコマ数は増えますが、動きが滑らかになるわけではありません。中間フレームを生成する「補間」が必要です。

  • AviSynth + MVTools(MFlowFPS/MBlockFps)
    スクリプトで補間します。品質は高いですが導入の難度が少し高いです。

  • FFmpeg + RIFE/Butterflow 系(外部)
    近年はRIFEが高速高品質で人気です。AviUtlと連携して1回の出力で処理するワークフローもあります。

  • 参考(仕様の整理に役立ちます)
    https://aviutl.info/hure-mure-to-hennkou/

補間を外部に任せる選択も合理的です。たとえば、オンラインのAIフレーム補間で先に60fps化し、AviUtlで編集・出力に回す流れは制作の安定度が高いです。AIで自動補間したいなら AIフレーム補間 を使うと、30→60fpsの自然な滑らかさが短時間で得られます。(自社:Pixelfox AI)


画質・ビットレート設計とfpsの関係

fpsを上げると1秒あたりのフレーム数が増えます。見た目の情報量が増えるので、同じビットレートのまま60fpsにすると1フレームあたりの割当が減り、ブロックノイズや輪郭崩れが出やすくなります。

  • 30fps → 60fpsにするなら、ビットレートをおよそ1.5〜2倍に上げると破綻が減ります(動きの量に依存)
  • x264/x265では「CRF」で品質固定にする運用が安定します(CRF 18〜22付近から調整)
  • 配信・投稿先の再エンコードポリシーも確認します(YouTubeは60fpsサポート、推奨エンコード仕様に準拠)

レストアが必要な低解像・低画質素材は、編集前に先に高画質化しておくと、最終画質が伸びます。簡単に試すなら AI動画アップスケーラー でノイズ・解像・発色を底上げしてからAviUtlに戻す方法が効果的です。(自社:Pixelfox AI)

AI動画アップスケーラー


プラットフォーム別の目安(fpsと実務感)

  • YouTube
    24/25/30/48/50/60fpsに対応。ゲームやスポーツは60fps推奨。Vlogやトークは30fpsでも十分。HDRや高解像度ではエンコード時間に余裕を見ます。

  • SNS(X, Instagram, TikTok)
    30fpsが無難。60fpsも通りますが、最終の圧縮で差が出にくい場合があります。動きが速い映像のみ60fpsにするなど、投稿先の視聴環境を優先。

  • ポータル/学内配信・サイネージ
    機器の互換性が優先。29.97/59.94を選ぶとトラブルが少ないです。


混在fpsタイムラインの扱い

60fpsと30fpsの素材が同じタイムラインに混在すると、レンダラ負荷が上がり、出力品質も不安定になります。できるだけプロジェクトfpsに合わせておくと安全です。

  • 30fps素材を60fpsプロジェクトに入れるなら
    そのままでは2フレームごとに重複が出ます。動きの違和感が出る箇所は、部分的に補間を使うと自然に見えます。

  • 60fps素材を30fpsプロジェクトに入れるなら
    間引きになります。動きが速い部分ほど残念になりがちです。可能ならプロジェクトfpsごと60に上げるか、動きの速いカットだけ別書き出しで60fps化します。


よくあるトラブルと対処

  • 出力したら30fpsになっていた
    入力のVFR→CFRが30fps固定、または出力プラグインで固定30fpsになっていることが多い。両方を確認。

  • 60fpsにしたら速度が変わった
    「編集 → 再生速度の情報を変更」でfpsをいじった可能性。速度調整機能なので、fps変更の用途に使わない。

  • 音ズレ
    VFR素材をCFRに直さず編集したケースで発生しやすい。L-SMASHの設定を見直し、必要なら素材を外部でCFRへ先変換。最終はMediaInfoで検証。

  • 17分あたりでタイムラインが終わる
    システムの設定の「最大フレーム数」に到達。ファイル → 環境設定 → システムの設定 → 最大フレーム数を用途に合わせて拡大。再起動で反映。


進んだ活用:ffmpeg連携の補間、AviSynth、RIFE

本格的な補間は3系統です。導入難度と品質のバランスで選びます。

  • AviSynth + MVTools(MFlowFPS/MBlockFps)
    高品質。スクリプトとプラグイン導入の理解が必要。既存のナレッジが豊富。

  • FFmpeg + RIFE(AIベース)
    現行の定番。品質と速度のバランスがよく、動きの破綻も少なめ。AviUtlのffmpeg出力と組み合わせるとワンパスでいけます。

  • オンラインAI補間
    ツール準備なしで早い。プロトタイプや短尺素材の量産に向く。前処理として滑らかにしてからAviUtlへ戻す運用が安定。

滑らかな口パクや顔の自然さが画面の印象を上げるケースも多いです。音声と口の同期を最終で整えるなら、編集後の仕上げで AIリップシンク を使って短時間で精度を上げるやり方もあります。(自社:Pixelfox AI)


実務テンプレ:aviutl 出力 fps 失敗しない手順(保存版)

1) 入力を正す

  • L-SMASHのVFR→CFRをオフ、または60000/1001に。読み直し。

2) プロジェクトを固定

  • 新規プロジェクトで「59.94(60000/1001)」または「29.97(30000/1001)」を明示。読み込むファイルにあわせるはオフ。

3) 編集の一貫性

  • 速度変更系でfpsを上げない。必要な滑らかさは補間を使う。

4) 出力を固定

  • x264guiEx/NVEncで「フレームレート:固定(編集基準と同じ値)」+CFR。ビットレートは動きに合わせて十分に。

5) 検証

  • MediaInfoで「Frame rate」「Frame rate mode」を確認(Constantになっているか)。再生で破綻がないかを見る。

ケース別の設計例

  • ゲーム実況(1080p/60fps)
    プロジェクト59.94。x264 CRF 18〜20、プリセットslow〜slower。高動き区間はCRFを1〜2下げるか2pass。アップロードはYouTube向け仕様。

  • トーク+挿絵(1080p/30fps)
    プロジェクト29.97。テロップの読みやすさ優先。低動きなのでビットレートを抑えつつ音声を48kHzで。

  • スポーツハイライト(4K/60fps)
    プロジェクト59.94。NVEnc等のハードウェアエンコーダを活用。ビットレートは余裕を持たせる。部分的なAI補間でスローを滑らかに。


画質の底上げとワークフローの効率化

fps設計だけでなく、素材のベース品質が良いほど最終品質は伸びます。ノイズが多い、解像が足りない、色が眠い、といった素材は、AviUtlに入れる前にレストアしてから編集すると、出力が安定します。
AIを使った前処理と後処理の挟み込みは、短時間で効果が見えます。

  • 補間前処理で滑らかさを足す → AviUtl編集 → CFRで出力
  • 先にアップスケール+ノイズ軽減 → AviUtl編集 → 色とシャープを微調整
  • 仕上げでリップシンクや口元の自然さを追加(トーキング系・ナレーション同期)

こうした前後のAI活用は、編集の芯をAviUtlに残しながら、出力の安定化と品質向上を両立できます。


参考・検証のための権威的情報

これらは実務者の間でも定番の参照先です。AviUtlの仕様確認、再現検証、第三者への共有にも向いています。


まとめ:aviutl 出力 fpsは「入力→プロジェクト→出力」を揃える

要点をもう一度、短くまとめます。

  • 入力で勝負が決まる。L-SMASHのVFR→CFR設定を確認し、素材を正しく認識させる
  • プロジェクトfpsを先に固定し、編集をその基準で統一する
  • 出力ではCFRでfpsを固定し、ビットレートもfpsに見合う値にする
  • 自然な滑らかさは補間が必要。AviUtl単体のfps上げは水増しに留まる
  • 出力後はMediaInfoで「Frame rate / Mode」を必ず確認する

この流れを守るだけで、aviutl 出力 fpsのトラブルはほぼ消えます。さらに滑らかさや解像を伸ばしたいなら、AI補間やアップスケールを併用すると短時間で効果が出ます。実案件の前に、短い素材で1回通しの検証を行い、設定をプロファイルとして保存しておくと効率が上がります。

制作のクオリティと速度を両立したいときは、編集の前後でAIを賢く使い分けてください。滑らかな60fps化なら AIフレーム補間 が手早く、素材の底上げには AI動画アップスケーラー が役立ちます。AviUtlの強みとAIの自動化を組み合わせて、出力fpsと画質を、狙いどおりに仕上げていきましょう。

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